兵庫塗装工業所は1969年創業以来、大型自動車・業務用特装車のボディ塗装を中心に業務を行ってきました。多様化するニーズに対応できるよう技術力の向上と設備の強化に注力し、現在では塗装だけでなく、電装、架装、板金、コーティングなど、より総合的なサービスを提供しています。また、本社である三木工場のほか、姫路工場、明石工場に加えて、最新の大型ブースを複数台完備した小野工場を新設。これからも播州の「働く車」の安全を守るべく、より一層の進化を目指してまいります。
兵庫塗装でお預かりする車の多くは業務用であり、ピカピカの新車です。お客さまが乗るよりも先にお預かりして、業務に最適な一台に仕上げてお渡しするため、安心安全はもちろんのこと、お預かりしたとき以上のクオリティが求められます。
板金塗装は職人の手作業が仕上がりを大きく左右します。ましてや大型トラックや業務用特装車は塗り面積も大きく、パーツも複雑なため、手を抜けばひと目でわかります。お客さまに喜んでいただくためには「それなりの仕事」ではなく、最大パフォーマンスが発揮できる「最高の仕事」でなければいけません。
かつては板金塗装の仕事というと、職人気質で男社会ということもあり、仕事は見て学ぶもの、少々荒っぽい環境でもしかたがないという風潮は確かにありました。しかし、職場に不安や不満がある状態では「最高の仕事」はできません。皆が気持ちよく仕事に打ち込むためには、何がダメで、何が必要か、ひとつずつ見直した結果が「現在の兵庫塗装工業所」です。
お客さまに喜んでいただける「最高の仕事」をするために従業員が安心して働くことができる環境を整える。そのサイクルを絶えず回していくことこそが兵庫塗装の使命です。
当時から大型自動車専門のボディ塗装として営業を開始しました。最初は手探りでしたが、先代社長の「一台一台を喜んでもらえるように」という丁寧な仕事をお客さまに評価いただき、少しずつ事業が軌道に乗り始めました。
車両メーカーや販売店さまからのご要望にお応えできるよう、専門工場として姫路工場と明石工場を設立しました。各メーカー専門のパートナー工場だからこそ、より迅速に、より特化した設備や技術力で細やかなサービスが提供できるようになりました。
先代から事業を引き継いだことをきっかけに、より播州の「働く車」を守りたいと小野工場を新設しました。兵庫塗装最大の敷地面積を誇る小野工場では、10tトラックを複数台収容できる最新の大型ブースを完備するほか、電装や架装などの業務も行っています。
塗装業務において最大の問題となるゴミ・ホコリを遮断し、作業者の安全と環境を守る空調設備を両立するためにIoTを活用した最新のオリジナル塗装ブースを開発しました。これにより、粉塵の除去がスムーズになり、さらに迅速かつクオリティの高い仕上がりを実現できるようになりました。
兵庫塗装が前に進むにあたって、常に念頭に置いているのは「兵庫塗装として、どれだけのことができるか」ということです。他社と比べるのではなく、今、お客さまに喜んでいただけていることに全力で応えながら、しっかりと地に足をつけて着実に「できること」を増やしていく。進化し続けるIT技術や移りゆく環境問題、技術をつないでいく人材育成など、時代に合わせて変化すべきことは対応しながら、創業当時から変わらない「ものづくり」の精神を大切にしながら、さらにお客様に喜んでいただけるよう、環境や人を育んでいくことが兵庫塗装の目指す未来です。
人体や環境に配慮し、有機溶剤を使わない水性塗料への移行を進めています。水性塗料は0度になると凍るという特性があるため温度管理を徹底し、品質管理に努めています。また、油性塗料に比べて乾燥が遅いため、塗装後も粉塵の入らない大型ブース内でしっかりと乾燥させ、品質を保っています。
塗装を行う大型ブースにはすべて環境に配慮した換気設備を完備しています。塗装ミストが外部に拡散しないよう2重フィルターを設置しているので、クリーンな空気のみが排出されます。また、定期的に作業場の空気を測定し、作業員の安全確保にも努めています。
兵庫塗装では、外国人技能実習生や外国人労働者受け入れの取り組みを積極的に行っていきたいと考えています。共に兵庫塗装を支えてくれるパートナーとして、また、帰国後に培った技術や知識を発揮してもらえるよう、日本での暮らしをバックアップします。
兵庫塗装はワークライフバランスを推進し、従業員と家族が心から誇れる会社づくりを目指しています。意見が言いやすい風通しの良さ、安心して働ける勤務制度、安全な職場環境、満足いく福利厚生、達成感を持てるやりがいのある仕事、これらを満たし、働き続けられる環境づくりに努めています。